自宅以外の住所で起業【バーチャルオフィスおすすめ3選】利用目的と料金で賢く選ぼう

自宅以外の住所で起業【バーチャルオフィスおすすめ3選】利用目的と料金で賢く選ぼう

スモール起業においては「自宅の住所以外で起業したい」というケースはよくあります。

たとえば、ウェブサイト・名刺・契約などで開示するビジネス住所として、安全やセキュリティを配慮して「自宅住所を使いたくない」、あるいは自宅が賃貸であるので登記住所として「自宅住所を利用できない」という場合などがあります。

このような場合の選択肢として考えられるが、バーチャルオフィスの住所貸しサービスです。

ここでは、「自宅以外の住所での起業のメリット・デメリット」「バーチャルオフィスを利用する場合の注意点」を整理するとともに、おすすめの参考例をご紹介いたします。

起業にあたって「自宅以外の住所を使いたい」と考えている方の参考になればうれしいです。

当記事は、2021年4月時点の情報を参考にしています。

自宅以外の住所で起業するメリット&デメリット

スモール起業では、正式な起業の前に、会社の登記住所や個人事業の住所として「自宅以外の住所」を使うかどうかを決めましょう。

その際には、「自宅以外の住所での起業」のメリット&デメリットをよく理解したうえでの判断が大切です。

自宅以外の住所で起業するメリット

自宅以外の住所を使って「会社の設立」「個人事業の開業」をする主なメリットとしては以下が考えられます。

  1. プライバシーが守られる:自宅での起業と比較して、自宅の住所のプライバシーを守ることができます。(ただし、法人の場合、代表の住所を完全に隠すことは難しい面はあります。)
  2. 自宅の引越しに影響されない:自宅が引越しとなっても、ビジネス上の住所は影響されないので、余計な事務手続きや費用がかかりません。
  3. 来客や会議などにも対応しやすい:名刺やウェブサイトなどに自宅以外の住所を掲げておくことで、ビジターへの対応にも不安がありません。税務調査などの場合も自宅への税務署員の直接来訪を避けることができます。

 

個人情報(実名&住所)を守ろう

当ウェブマガジンの編集長マリーは、起業間もないころに、自分の実名を含めてウェブサイトの一部を怪しいサイト(架空のショッピングサイト)にコピーされました。

  • 自社ビジネスのキーワードや自分の名前で検索すると、その怪しいサイトが自分のサイトよりも上位表示されていました。誰かがそのサイトに騙されないか、とても心配になりました。
  • 検索エンジン(G社)に、元々の自社サイトのオリジナル文章が不正にコピーされているとして削除依頼をしましたが、「相手に連絡して削除依頼しなさい」という返事がきました。
  • 調べてみると、日本住所は架空のもの、ドメイン住所はアフリカ、レンタルサーバーはアメリカという感じでした。レンタルサーバーに連絡をとるないろいろ試みましたが、どれも返信なしでした。
  • どうやっても連絡とれない旨を検索エンジン側に何度も何度も説明・・・ということを繰り返すことになりました。ビジネス的にもスローダウンし、気持ち的にも落ち込みました。

マリーにとってこの体験はとても恐ろしいものだったので、その後、ウェブサイトに掲載する自分の情報について、とても気を遣うようになりました。

そのため、バーチャルオフィスやシェアオフィスなど、自宅以外の住所を使っての起業は、「プライバシーの確保」「安全性の担保」という視点で大きなメリットがあると感じています。

自宅以外の住所で起業するデメリット

自宅以外の住所を使って「会社の設立」「個人事業の開業」をする主なデメリットとしては以下が考えられます。

  1. 費用がかかる:外部に住所やスペースを借りるので、固定的に費用が発生します。
  2. ビジネス住所を共有するリスク:バーチャルオフィスやシェアオフィスなどの場合、同じサービスを利用している個人事業主や法人と住所を共有することになります。それらの会社を自分が選ぶことはできない、というリスクがあります。
  3. シェアオフィスなどの移転・廃業の影響:バーチャルオフィスやシェアオフィスそのものが移転あるいは廃業となると、こちらのビジネス住所の移転を余儀なくされます。

これらのデメリットをできる限り少なくするためには、

  • 家賃がリーズナブルであるサービス
  • 運営が安全&安定しているサービス

を選ぶことが大切になります。

バーチャルオフィスの3つのタイプ

「バーチャルオフィス」として利用できるサービスはたくさんありますが、個々のサービスによって具体的なサービス内容はかなり異なります。

まずは、バーチャルオフィスには、大きく分けて3つのタイプがあることを理解しましょう。

バーチャルオフィスのタイプ
  1. 住所貸しに加えて付加サービスも提供しているタイプ:バーチャルオフィスに加えて、「有人の受付」「貸し会議室」「郵便の転送」などの付加サービスを提供しているサービス。バランスよくバーチャルオフィスを利用したい方におすすめ。
  2. バーチャルオフィスがメインのタイプ:主として「住所貸し」がメインのサービス。受付は無人の場合が多い。業務スペースは必要ないが「住所だけ使いたい」場合におすすめ。
  3. シェアオフィスも提供しているタイプ:「住所貸し」のバーチャルオフィスに加えて、共有のオフィススペースとしてのシェアオフィスも提供しているサービス。「たまに業務スペースとしても使いたい」場合におすすめ。

上記3つのタイプにおいて

  • 個人事業主の開業届け出や法人登記・支店登記に利用できるか否か?
  • 全国や地域に広く展開しているか、特定エリアの個別サービスか?
  • 電話代行サービスやレンタル会議スペースなど、付随のサービスを提供しているか?

などが、個々のサービスによって異なり、サービス内容によって価格も安いものから高いものまであります。

バーチャルオフィスを選ぶときの注意点

バーチャルオフィスを選ぶときの注意点としては、以下の5点があります。

  1. 経営の安定性:長期で利用していくことになるので、経営のバックボーンがしっかりした業者を選びましょう。
  2. 料金の妥当性:オフィスの料金は、ビジネスにとって固定でかかってくるコストになります。月額では少額でも、年単位でみれば、まとまった金額になります。ビジネス運営にとって妥当なコストレベルであるかを判断しましょう。
  3. 付随サービス:郵便の転送頻度と料金、電話転送・電話応対のサービス、会議室利用の可否など、付随のサービスで必要なものがある場合には、それらのサービスの質と料金を確認しましょう。
  4. ビジネスへの適合性:顧客をオフィスへ招くことはなくても、オフィスの所在地がビジネスのブランディングに影響する場合があります。その場合には、自分が起業するビジネスの住所としてふさわしいかどうか、慎重に検討しましょう。
  5. ビジネス発展への対応:たとえば個人事業主から法人成りする場合など、同じ住所を利用できれば便利です。できれば向こう1年~2年程度で予想される状況に対応できるところを選びましょう。
マリー
1番目のポイントについては、見逃しがちですが、可能な範囲で確認しましょう。当ウェブマガジンのマリーが起業当初に利用していたシェアオフィスは、ビル建て替えとなり、サービス終了となりました。マリーの会社はその前に移転済みでしたが、利用していた方々は、ビジネスの住所が変更となり大変だったと思います。こういう事態はなるべく避けたいですね。

 

スモール起業向けバーチャルオフィスおすすめ3選(東京&全国編)

ここでは、小さな起業の場合に使いやすいバーチャルオフィスとして、上記のタイプ別に3つの代表的なサービスをご紹介いたします。

具体的にサービスを選ぶときの基準として、参考にしてください。

1.レゾナンス:一等地にある人気のバーチャルオフィス(東京)

【レゾナンス】 は、東京都心有数のビジネス街にあるバーチャルオフィスです。

「リーズナブルな価格」「好立地で有人の受付け」「法人登記も可能」ということで、個人事業主・フリーランス・スモール起業の法人に大人気の使いやすいサービスです。

 

 

レゾナンスのバーチャルオフィスの特徴
  • コストパフォーマンスが高い:都心一等地の住所(東京都港区浜松町、中央区銀座、渋谷区神宮前)を非常にリーズナブルな料金でレンタル可能。価格には、登記、郵便物や宅急便の受け取り報告、届いた郵便物の月4回転送が含まれています。(郵送料は実費)
  • 有人の受付で安心:スタッフが常駐しています。(バーチャルオフィスでは無人での運営も多いので、セキュリティ的にも安心感があります。)
  • 貸会議室の利用が可能:会員価格で利用できる会議室があります。会議に役立つホワイトボードやプロジェクターは料金に含まれており、Wi-fiやウォーターサーバーも無料で利用できるので、利便性が高いです。
  • 拡張性にも柔軟に対応:個人事業主での契約から法人契約への切り替えが無料。これから法人を設立する場合には、個人契約で申込みして法人設立後に法人切替手続きをできます。
  • みずほ銀行の法人口座を紹介:レゾナンス会員の法人銀行口座開設にみずほ銀行を紹介するサービスがあります。法人口座の開設に不安を持っている場合に心強いサービスです。

レゾナンスのサービスは、スモール起業をする際に「こんなサービスがあったらうれしいな」という内容のバーチャルオフィスです。

また、キャンペーン中に契約した場合は、キャンペーン価格で更新が可能なので、長期間にわたってお得な料金で利用することができます。

マリー
月4回の郵便転送を含んだ住所貸し(登記可能)で月額1,650円、転送電話が追加されても月額3,850円ですから、人気があるのにも納得です。「地方の起業で東京に拠点が持ちたい」「03番号の電話番号がほしい」という場合にも検討したい選択肢ですね。

 

 

2.ナレッジソサエティ:東京都心での起業が可能(東京)

ナレッジソサエティ は、「東京都千代田区」の住所を利用できるバーチャルオフィスです。

日常的にオフィスを利用しなくても、来客がある場合に「訪問者に不安を与えることのない信頼感あるオフィス」「明るい会議室・セミナールームのあるオフィス」として、コンサルティング系ビジネスを起業する方に高い人気があります。

 

 

ナレッジソサエティの特徴
  • 東京都の都心住所での起業が可能:東京と千代田区の銀行所有のビルの住所での起業ができます。
  • 追加料金なしで法人登記が可能:月額5千円に満たない金額で登記住所としても利用できます。
  • 法人口座開設の実績が多い:バーチャルオフィスであっても法人口座を開設できた実績が多くあります。
  • 清潔感のある明るいオフィススペース:しっかりした品質のオフィス内装とオフィス家具を利用しており、明るく綺麗なオフィス空間になっています。バーチャルオフィスでも、会議室などの利用が定期的にあるなど、クライアントの来訪が考えられる場合にも安心のクオリティです。
  • 利便性を配慮したオプションサービス:状況に応じた郵便物転送や来客時のミーティングシートなど、利用者の利便性に応えた充実したサービスが提供されています。

信用が大切なビジネス分野での起業の場合、「どんな住所であるか」「どんな会議室であるか」は、バーチャルオフィス選択の重要なポイントです。ナレッジソサエティは、これらの点に重きを置いてのオフィス選びに向いています。

ナレッジソサエティは、士業女性の起業にも、多くの方が利用しています。法人口座についても、開設できなければ返金するという「法人口座開設保証制度」を提供しているので、会社設立後の法人口座が心配という方にもおすすめです。

バーチャルオフィス希望者に内覧(来館またはオンライン)を受け付けています。(契約には来館が必要なので、内覧後にそのまま契約したい場合には、来館がスムースです。)

マリー
当ウェブマガジンのマリーも、こちらのオフィスの内覧へ行きました。本当にきれいなオフィスで、会議やセミナー開催への対応も十分な施設でした。利用している方々の雰囲気は、男女ともにビジネスパーソンという感じの方が多かったですね。

 

 

3.Karigo:バーシャルオフィス最大手のひとつ

Karigo(カリゴ)は、全国展開をしているバーチャルオフィスです。

Karigoの住所貸しサービスでは、法人登記や支店登記個人事業主の開業届出ウェブサイトや名刺において、(利用規約や法令など規定されたガイドラインの範囲で)提供された住所を利用し、荷物を受け取ることもできます。

登記や開業届出に利用できる住所利用が基本料金に入っているので、とてもリーズナブルな料金体系といえます。

Karigoの特徴
  • 全国展開のサービス:北海道から沖縄まで全国に50を超える店舗(バーチャルオフィス)があります。バーチャルオフィスとしては最大手のひとつです。
  • 4つのサービスプラン:住所貸しだけでなく、転送電話や電話代行のサービスも提供しており、起業の状況に応じたプランを選ぶことができます。
  • リーズナブルな料金:一番安いホワイトプランで月額3千円台からで登記住所の利用が可能です。
  • 固定電話の転送サービスあり:専用の電話番号が提供されて指定の電話番号へ転送されます。電話代行のサービスも提供しているので、電話が重要なビジネスにおすすめです。
  • 会議室を提供しているオフィスもあり:店舗によっては貸会議室・レンタルスペースを提供しています。税務調査など例外的な状況でスペースが必要なときにも安心です。

「コストを抑えて起業のための住所がほしい」「基本的に来客があることはない」という方にとっては、おすすめの選択肢といえるでしょう。

尚、オフィス(店舗)によって提供しているサービスプランが異なるので、各オフィス(添付)のページで確認することが必要です。

 

 

まとめ:状況と目的に合うバーチャルオフィスを選ぼう

バーチャルオフィスの各タイプの例を見ただけでも、オフィスの立地(住所)・サービス内容に大きな違いがあることがわかりますね。

いずれにしても、ビジネスの住所として一度決めたら、長い期間にわたって使い続けることになります。価格・住所・サービス内容に加えて、「会議室の利用」「ビジネス拡張への対応」なども考えて決めるようにしてくださいね。

当記事が、バーチャルオフィスの利用を検討している方の参考になれば幸いです!

バーチャルオフィスのタイプ別の例
  • 【レゾナンス】 :住所貸し(東京港区、中央区、渋谷区)+充実した付随サービスで人気のバーチャルオフィス。
  • ナレッジソサエティ :東京都心での起業におすすめ。明るい会議室&セミナースペースが併設。
  • Karigo :固定費用を抑えて自宅外での起業。全国展開のバーチャルオフィス。

 


バーチャルオフィスに加えて、シェアオフィス・レンタルオフィスなどを含めた全国のコワーキングスペースの検索サイトの利用も効率的なオフィス探しにつながります。これらは、下記の記事でご紹介していますので、あわせて参考にしてくださいね。

【無料】レンタルオフィス・シェアオフィス・バーチャルオフィスの検索サイト2選

 

会社設立を予定している場合、法人用の印鑑が必要になります。一度作ったら長く使うものなので、「自分好みの印鑑」を選ぶようにしたいですね。以下の記事を参考にしてくださいね。

会社設立時の【法人用印鑑】タイプ別おすすめショップ3選と印鑑選び5つのポイント

 

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