起業&開業時に【固定電話を手配】する5つの方法《03・06・050番号》を賢く選ぼう

起業&開業時に【固定電話を手配】する5つの方法《03・06・050番号》を賢く選ぼう

スモール起業では、連絡先が携帯番号ではなく固定電話であることで、ビジネスの信用力を高めることができます。

ビジネスの種類にもよりますが、一般消費者向けのビジネスやネットショップの開業などでは、「固定電話(固定電話番号)をもちたい」と考える場合は多いようです。

ここでは、小さな起業&開業(個人事業・法人)における固定電話回線・固定電話番号を準備する方法を整理して、状況に合った選択肢を選ぶコツ&代表的な選択肢をご紹介します。

固定電話は一度決めるとなかなか変更できないので、当記事の情報を参考にしながら、しっかり検討してください。盛りだくさんの情報をご紹介していますので、目次から興味ある項目へ飛んで読み進めてくださいね。

当記事は、2021年5月時点の情報を参考にしています。(初投稿は、2018年10月です。)ご利用にあたっては、各サービスのウェブサイト等にて最新の情報をご確認ください。

 

固定電話を手配するにあたって考慮すべき3大ポイント

ビジネスでの固定電話番号は、長期間にわたって利用していくことになります。状況に合わない方法で固定電話を取得してしまうと、ビジネス運営上に大きな問題となってきます。

実際に、当ウェブマガジンのマリーも、スモール起業当初に慌てて選んだ電話サービスが自分の状況に合わなかったため、最終的に「電話サービスを変える⇒電話番号も変更となる」という経験をしました。

そのため、これからスモール起業で「固定電話番号」の手配をする方には、各サービスの特徴をしっかり理解して、自分のビジネスに合うサービスを選ぶことをおすすめしたいです。

固定電話を決める際に考慮すべき3つのポイント
  1. 回線は?:「電話回線」「インターネット回線」「光回線」「転送サービス」など、回線に関わる要件や状況を検討します。

  2. 電話番号は?:「03番号・06番号など地域の市外局番から始まる番号が必要となるのか」「番号を選びたいのか」「050番号で充分なのか」などを検討します。

  3. 料金は?初期費用毎月の基本料金通話料金体系を確認します。特に電話を「発信する」ことが多い場合には、通話料金に留意します。

上記のほかに、状況によっては電話周りの対応(ファックス回線、クレジット決済用の回線の必要性)や将来の拡張性への対応(社員が増える・複数拠点になる可能性)などを検討します。

次のコーナーでは、上記のポイントに視点を置いて、固定電話番号を準備する代表的な方法の特徴を詳しく見ていきましょう。

起業時に固定電話番号を準備する5つの方法

小さな起業において、ビジネスで使う固定電話を手配する代表的な方法として、5つの方法をご紹介いたします。

それぞれ一般的な特徴をご紹介していますが、各サービスの申込にあたっては、必ず個別のサービス内容を確認して手続きをするようにお願いします。

 

1. 電話代行&転送電話サービス:小さなビジネスにおすすめ

電話代行・転送電話サービスとは、専用の固定電話番号を提供して、その番号にかかってきた電話に関して「電話に応対」あるいは「指定の電話番号へ転送」というものです。サービスによっては、「03番号での発信が可能」な場合もあります。

電話代行と転送電話では、おすすめの状況が異なるので、自分の状況を理解してサービスを選ぶことが大切です。

「電話代行」「転送電話」の一般的な特徴

両者に共通する特徴

  • 「固定オフィスを持たない」「オフィスの場所は流動的」という場合にも、発番してもらえる03番号などを使うことで、固定電話番号を持てるという利点があります。

電話代行サービス

  • 個人事業主・ひとり社長・小さな法人のようなスモールビジネスで、「電話を確実に受けることが大切」「本業に集中したい」という場合におすすめの選択肢です。
  • 電話に応対するスタッフを雇うことを考えれば、非常にお得です。
  • 一般的には、月~金曜日のビジネスアワー(9時~18時)に代行サービスを提供する業者が多いです。
  • 平日夜間や土日にも電話代行を依頼したい場合には、対応時間帯が長い業者を検討しましょう。
    (例えばBusinessCall:土日を含めて最長で9時~21時まで対応可能)

転送電話サービス

  • 発番してもらう固定電話番号をスマホへ転送設定することで、「スマホで固定電話番号に対応」することができますので、ひとりビジネスにとっては便利な選択肢です。
  • 転送先で「いつでも電話に出られる」あるいは「スマホ等の留守番機能を使う」という対応が求められます。「電話を確実に受けることが大切」というビジネスには向かない点に留意が必要です。
マリー
マリーは、起業当初に固定電話番号をスマホへ転送していた時期がありましたが、意外にかかってくる電話を逃してしまいました。ビジネスの種類によっては、電話に出られないことは大きな機会ロスになるので、転送電話を利用する際には、自分の状況に向いているか慎重に考えるとよいですね。

専門の業者あるいはシェアオフィスの業者が電話代行・転送電話のサービスを提供しています。業者によって提供する電話番号の種類・サービス内容・対応時間等が異なるので、ビジネスの状況に合うプランを選ぶようにしましょう。

 

 

電話転送・電話代行サービスの例
  • Business Call:土曜日曜を含めて365日対応の電話代行サービス。03番号または050番号が提供。最長で夜9時まで対応可能なので、BtoCでの電話対応にもおすすめ。
  • 【レゾナンス】:「転送電話」「電話話秘書代行」「電話秘書代行内線取次」「電話秘書代行+03発信」など複数のプラン。03・0120・0800番号。リーズナブルな料金で人気。
  • Toones転送電話 :専用の050番号が提供される転送電話サービス(指定の番号へ24時間転送)。

 

2. 直収型電話:電話番号のみほしい場合(ネット回線は手配済みの方)

直収型電話は、NTT東日本・NTT西日本以外の通信事業者が提供している固定電話サービスです。

直収型電話は、電話オンリーで利用できます。インターネットとセットで利用する必要はないので、コストを抑えて「固定電話回線のみ用意したい」という場合の選択肢になってきます。

 

「直収型電話」の一般的な特徴
  • サービスの特徴:通信事業者がNTTから回線を借りて提供している電話サービスです。
  • 電話番号は?:03番号・06番号などの市外局番から始まる番号を利用できます。番号を選べるサービスもあります。
  • 料金は?:初期費用は安く設定されています(キャンペーンで初期費用ゼロの場合も多い)。毎月の基本料金や通話料金も従来のNTT加入電話よりも安い設定です。
  • 基本的なサービスは、従来のNTT加入電話と変わりません。

ここでは、代表的なものとして、ソフトバンクによる通信設備を使うおとくライン.jp をご紹介します。特に法人向けのサービスが充実しているので、法人の事務所・店舗の新設や移転時に検討したい選択肢のひとつです。

  • 最短で即日に電話番号発行:急いで電話番号を必要としているときの貴重な選択肢です。番号を選ぶこともできます。
  • 初期費用を0円に抑えたプラン初期費用0円でスタートできます。
  • 便利な付加サービス:NTTで使えるサービス(多機能転送やナンバーディスプレイ)などをほぼ同様に利用できます。
  • 法人向けの割引サービスが充実:法人限定の割引プランを利用することで、電話周りの費用の節約へつながります。

直収型電話サービスの例
おとくライン.jp :「電話番号を選べる」「最短で即日に電話番号発行」「法人向け割引の充実」が嬉しい電話サービス

 

3. 光電話(光IP電話):電話番号とネット回線をお得に手配

自宅オフィス、あるいはオフィスや店舗の開設にあたって、電話だけでなくて「ネット回線も新たに開設したい」という場合も多いですね。

その場合には、自宅・オフィス・店舗へひいた光回線(インターネット回線)を利用することで、お得な電話サービスであるひかり電話(光電話)を利用することができます。

「ひかり電話」の一般的な特徴
  • サービスの特徴:自宅やオフィスに導入している光回線を使います。つまり、光回線とセットで使うことが前提になります。(一般的に、光回線のオプションとして、ひかり電話を利用できるようになっています。)
  • 電話番号:03番号・06番号などの市外局番から始まる番号を利用できます。
  • 料金:基本料金も通話料金も、従来のNTT加入電話よりもかなり安い設定です。利用中のスマホとのセット割も利用できる業者を選べば、さらにお得になります。
  • メリット1:従来の固定電話なみの通話品質があります。
  • メリット2:すでに利用しているNTT加入電話の固定電話番号を引き継ぐことができます。
  • メリット3:緊急通報(110番、119番)や国際通話も利用できます。

光回線にはたくさんの事業者がサービスを提供しており、大きく分けて以下の2つのタイプがあります。

  • フレッツ光:NTTが提供する光回線のサービス。全国対応。法人契約可能。法人向けのひかり電話オプションが充実しており、ビジネスの状況に合わせて利用できる。
  • 光コラボ:NTT光回線とプロバイダのセット販売でさまざまな事業者が提供。主として個人向け。事業者独自の特典・サービスを受けられる。

 

ここでは、サービスを選ぶ指標として、4つの方法をご紹介します。

法人契約個人契約かによって、おすすめサービスが違ってきますが、いずれもキャッシュバック特典などをおこなっている人気のサービスです。

 

(1)法人向けの特典にも対応している代理店サービス(法人向け)

法人契約の場合には、法人向けのキャッシュバック特典などにも対応しているフレッツ光の代理店を通しての契約がおすすめです。(NTTへの直接の申込みでは、特典は受けられません。)

  • そのなかでも、NTT正規代理店 株式会社NEXTは、たびたびNTTから表彰も受けており、安心して利用できる代理店です。
  • キャッシュバックのもらい忘れ、手続き忘れが防げるプロセスになっています。
  • 法人向けの場合、キャッシュバック以外の特典を希望するケースもありますが、こちらの代理店はそれにも対応しています。

 

 

法人向けのフレッツ光のオプションとして利用できるひかり電話は、月額基本料税込みで550円です。

ひかり電話には、さまざまなビジネス向け機能が用意されており、いろいろな状況が想定される店舗やオフィス向けの電話として、とても便利です。

  • ナンバーディスプレイ:かけてきた相手の電話番号を表示
  • キャッチホン:通話中にかかってきた電話を受けられる
  • ボイスワープ:かかってきた電話を外出先の電話で受けられる
  • ナンバーリクエスト:電話番号非通知の相手に自動音声で対応
  • 迷惑電話おことわりサービス:迷惑電話をシャットアウト
  • 着信お知らせサービス:不在時も電話の着信をメールで知らせる

これらのオプションを個別に追加することもできますが、必要に応じて、これら人気のある「6つの機能をパック+最大3時間相当の通話料」を月額利用料税込み1,650円で利用できるひかり電話A(エース)の利用を検討してみるとよいでしょう。

尚、キャッシュバック特典などは、ひかり電話やひかり電話A(エース)の利用がなくても利用できます。(西日本エリアの場合、ひかり電話Aの利用で通常のキャッシュバック特典40,000円のところ45,000円へ増額します。)

法人契約でおすすめ代理店

 

尚、店舗・オフィス向けの光回線・光電話については、下記の記事で詳しくご説明しているので、合わせて参考にしてくださいね。

小さな起業《店舗&オフィス》の固定電話は【ひかり電話】業種と安さで電話回線を選ぼう!

 

(2)スピード重視であればNURO光を利用する(主として個人向け)

自宅を仕事場にするケースなどでスピードを重視して選びたい方には、人気のある光コラボのひとつである独自の光ファイバー網を利用するNURO光のG2 Vプラン(下り最大2Gbps)がおすすめです。

スピード重視で選びたい光回線

 

(3)スマホとのセット割を利用する(主として個人向け)

利用しているスマホとのセット割が利用できる場合には、スマホ1回線ごとに月額550円~1,100円の割引を受けることができる光コラボがおすすめです。

長期にわたって利用していくものなので、月額の割引額が積み重なると、結構大きな割引総額になります。

600社を超える事業者が参入している光コラボのなかでも、上記でご紹介したGMOとくとくBBのサービス(GMOとくとくBBのドコモ光GMOとくとくBBのauひかり)は、トップクラスの人気サービスです。

 

(4)転用ならドコモ光またはソフトバンク光を利用する(個人向け)

すでにNTTのフレッツ光を利用している状況であれば、光コラボへ移行することで、料金が安くなることが多いです。工事が不要で転用(乗り換え)ができる業者、フレッツ光で利用しているひかり電話の番号を引き継げる業者がおすすめです。

 

4. クラウド電話:電話に関する悩みを一気に解決!

すでにインターネット環境があって、「03番号などの固定電話番号を使いたい」「固定電話番号をスマホで受けたい」という場合には、クラウド電話が有力な選択肢です。

クラウド電話は、電話機を制御する主装置(PBX)をクラウド環境で提供するものです。スモールビジネスはもちろん、ビジネスの発展へも対応しやすい点に特徴があります。

 

「クラウド電話」の一般的な特徴
  • サービスの特徴:外線はクラウド環境にあるPBXがIP電話網を利用し、内線はインターネット回線を利用します。(そのため、インターネット環境があることが前提となります。)
  • 電話番号は?:基本的にいろいろな番号(03番号などの固定電話番号、050番号、0120番号など)に対応が可能です。
  • 料金は?:初期費用はサービスにより異なりますが、インターネット環境があれば大きな設置工事は必要ありません。毎月の基本料金や通話料は、利用しているIP電話に準じている場合が多いです。
  • メリット1:スマホやPCなど、いろいろな端末を利用できるので、電話機を必要としません。小さな起業に向いています。
  • メリット2:スマホで代表電話での着発信が可能なので、ひとりビジネスでも安心です。
  • メリット3:移転や増設への対応も比較的に容易なので、社員が増えていく場合におすすめです。

クラウド電話には、いろいろな業者が参入しており、サービス対象とするビジネスサイズもまちまちです。

ここでは参考例として、個人事業やひとり会社から上場企業まで、幅広くサービスを提供しているクラウドPBX「ナイセンクラウド」 をご紹介いたします。

「スマホでの03発着信」「転送ではない新しいサービス」「さまざまな番号に対応」「県外や海外からも03発信が可能」なので、場所にとらわれない働きかたを可能とするサービスです。

クラウド電話サービスの例
クラウドPBX「ナイセンクラウド」 :最短1日で開通&縛りなしの安定のクラウドPBXサービス。電話の悩みを一気に解決。

尚、ナイセンクラウドには、さまざまな電話機能が充実しており、スモール起業でありながら「電話の発着信」が重要なビジネスモデルでさらに強味を発揮します。下記の記事で詳しくご案内しているので、あわせて参考にしてくださいね。

《固定電話番号》発着信に【ナイセンクラウド】クラウドPBXで電話の悩み解決!

 

5. 050 IP電話(スマホアプリ):ひとまず050番号のみほしい場合

050から始まる番号スマホアプリで利用できるサービスです。

03番号・06番号などの市外局番から始まる番号は持てません。実務的には携帯電話で充分という場合でも、プライバシー上の理由で「名刺や各種の登録では携帯電話番号を使いたくない」と考えるときには、スマホアプリで使える050番号は便利な選択肢といえるでしょう。

銀行口座の開設で固定電話番号が必要な場合に、050から始まる電話番号を使うことができる場合もあるので、スモール起業においては、手軽で利用しやすいサービスです。

「IP電話(スマホアプリ)」の一般的な特徴
  • サービスの特徴:スマホにアプリをダウンロードして利用します。インターネット回線を使います。
  • 電話番号は?:050から始まる番号になります。
  • 料金は?:初期費用・基本料金・通話料ともに、他の方法と比べて格安です。

数多くの業者がこのサービスを提供しており、価格競争的な面もあります。スモール起業においての選択ポイントとしては、多少の金額の違いよりも、バックボーンがしっかりしている業者が安心と思います。

050番号スマホアプリサービスの例
  • 050plus:NTTコミュニケーションズによる050電話サービス

  • SMARTalk:楽天コミュニケーションズによる050電話サービス

 

まとめ:スモール起業だからこそ賢く固定電話を決めよう!

起業&開業時の固定電話の選択は、その後長きにわたって利用していくことになるので、いろいろな条件を考えて状況に合ったものを選びたいですね。

一度ビジネスで使い始めた番号を変更するのには、手間がかかるだけでなくビジネス機会の損失にもつながりますので、最初の選択において賢く選ぶ視点を持ってください。

当記事が、起業&開業時の固定電話の選択に際しての参考になれば幸いです!

状況別おすすめ固定電話関連サービス

 

 

電話番号の手配をしたら、ビジネスに「ファックス番号が必要であるか?」について、あらためて確認しておきたいですね。インターネットファックスの手配については、以下の記事を参考にしてくださいね。

起業&開業時に【ファックスを手配】インターネットFAXおすすめ5選《比較表あり》

 

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