ひとり社長や個人事業・フリーランスなどの小さな起業でのオフィスは、固定の賃貸契約ではなく、ビジネスの状況により柔軟的に変更可能な「レンタルオフィス・シェアオフィス・バーチャルオフィス」が便利です。
特に、オフィスを登記住所としても使う場合には、そう簡単に移転はできないので、網羅的に情報を得て検討する必要があります。
ここでは、スモール起業時において、シェアオフィス・レンタルオフィス・コワーキングスペースの情報を効率的に入手する方法として、これらの検索&情報サイトをご紹介いたします。
これらのサイトは、キャンペーン情報なども掲載されているので、利用できる割引は賢く使っていきたいですね。
起業・開業にあたって、これからオフィス探しをしようという方の参考になればうれしいです。
当記事は、2021年4月時点の情報を参考にしています。(初投稿は、2019年4月です。)
レンタルオフィス・シェアオフィス・バーチャルオフィスの検索サイトとは?
レンタルオフィス・シェアオフィス・バーチャルオフィスの検索サイトは、一般的にコワーキングスペースと呼ばれているオフィス施設を対象とした検索サイトです。
一般の賃貸物件探しのときと同様に、オフィスの場所・タイプ・予算などを入力して検索すると、条件に合うオフィスが表示されます。
- これらのオフィス施設は、賃貸期間やオフィス面積などが柔軟に変更可能なところが大きな特徴です。
- 受付・会議室・コピー機などの施設は共有をします。
- 固有のスペースを借りる「レンタルオフィス」でも、家具が部屋についている場合が多いです。
- 共有スペースを利用する「シェアオフィス」タイプでも、決まったデスクを借りるタイプのもの、毎回自由にデスクを選ぶものなど、さまざまなタイプがあります。
- 住所貸しとも呼ばれるバーチャルオフィスも検索の対象にしています。
- 検索サイトによって、条件や機能は異なりますが、お気に入り機能や比較機能などを利用すると、効率的にオフィスを探すことができます。
- オフィスに入居する利用者には料金は無料なので、このような検索サイトを賢く使ってのオフィス探しがおすすめです。

自宅以外の住所で起業するメリットで説明しているように、シェアオフィス等を利用しての起業は、自宅での起業と比べて「自宅住所のプライバシーが守られる」というメリットがあります。
多少の費用はかかりますが、「自宅」という最重要な情報を守る安心感に重きを置きたい方は、シェアオフィス・バーチャルオフィスの利用をおすすめしたいです。
起業にあたって、オフィスと一緒に考えなければならないのが、ビジネス用の電話番号です。
固定電話番号を持ちたいが、「固定オフィスは持たない」「オフィスの場所はまた変わるかもしれない」という場合には、電話代行サービスがおすすめです。
- 電話代行の業者に発番してもらえる03番号などを使うことで、固定電話番号を持てるという利点があります。
- 「電話を確実に受けることが大切」「本業に集中したい」という個人事業主やひとり社長におすすめの選択肢です。
- バーチャルオフィスやシェアオフィスの業者で、あわせて電話代行のサービスを提供している場合も多いです。(例えば【レゾナンス】
:「住所貸し+電話代行」で月額6,050円(年払い)~)
- 平日夜や土日にも電話がかかってくる場合には、対応時間の長い電話代行サービスがおすすめです。(例えばBusinessCall
:土日を含めて365日、最長で9時~21時まで対応の電話代行。月額5,500円~)
次のコーナーでは、全国のレンタルオフィス・シェアオフィス・バーチャルオフィスを対象とした検索サイトをご紹介いたします。
スモール起業のオフィス探しにおすすめ検索サイト2選
Hub Spaces(ハブスペ)
Hub Spaces(ハブスペ)は、全国地域のコワーキングスペース(レンタルオフィス・シェアオフィス・バーチャルオフィス)の検索サイトです。

得られる情報が多いので、真剣なオフィス探しの大きな助けになるでしょう。キャンペーンも充実しているので、タイミングが合えばうまく利用しましょう。
ワーケーション(ワークとバケーションを合わせた造語)の時代には、海外にしばらく滞在しつつ、仕事と休暇の両方を楽しもうというライフスタイルが増えてきます。
- 国際的なシェアオフィス・レンタルオフィスのなかには「海外のオフィスも一定日数利用できる」タイプのサービスを提供しているところがあります。
- 代表的なものとしては、サーブコープ
があります。実際に、当ウェブマガジンの編集長マリーは、海外に住んで複業をしていた際に、複業ビジネスの拠点として現地でサーブコープを利用していました。日本に帰国したときにはサーブコーブの東京にあるサーブコープの拠点を使うことができて、とても便利だったという体験をしています。
- 海外ノマド・海外移住・海外ワーケーションなどを視野に入れている方には、このようなタイプのレンタルオフィス・シェアオフィスも選択肢として検討するとよいでしょう。
JUST FIT OFFICE
JUST FIT OFFICEは、シェアオフィスやコワーキンススペース、レンタルオフィスの検索・比較サービスです。
この類のサービスとしては、早くにはじまったサービスなので、掲載オフィスの分量も充実しています。

- 費用の目安がわかりやすい:初期支払い費用・社員1名あたりの費用が自動計算されています。オフィスの比較はもちろん、将来的な人員拡充の場合も考えてのオフィス選びができます。
- 掲載オフィスが多い:全国の600件以上のオフィスが掲載されており、同種の検索サイトとしては、最大クラスです。
- 検討リストが便利:自分が検討したいオフィスを自分の比較軸で検討できる検討リストが搭載されていますので、効率的なオフィス選びにつながります。
こちらが運営している「JFOマガジン」には、スモール起業のオフィス選びに参考になる情報が充実しているので、これからオフィス選びをする前に一読しておくとよいでしょう。(JFOマガジンは、PCであればトップページから、スマホであれば、右上のハンバーガーメニューからいけます。)
外部に物理的なオフィススペースは必要としないが、起業にあたって「自宅以外の住所」を使いたいという場合には、バーチャルオフィスに絞っての検討が効率的です。そのような場合には、以下の記事も参考にしてくださいね。
まとめ:検索サイトで効率的なオフィス探しをしよう
このような小さな起業向けのオフィス検索サイトは、比較的に新しいサービスですが、効率的なオフィス探しができますね。
実際に内覧をしてみると、具体的なイメージがわいてくると同時に、内覧をしなければ気付けない情報もあります。興味をもった物件があれば、迷っていないでどんどん内覧をしていきましょう。
当記事が、起業にあたってオフィス探しをする方の参考になれば嬉しいです!
- Hub Spaces(ハブスペ)
:詳細情報が圧倒的に充実している小さな起業向け検索サイト。
JUST FIT OFFICE:検討リストで比較したい項目に絞って比較できるのが便利。
会社設立を予定している場合、法人用の印鑑が必要になります。一度作ったら長く使うものなので、「自分好みの印鑑」を選ぶようにしたいですね。以下の記事を参考にしてくださいね。
また、印鑑の作成と並行して、会社設立に向けて「会社設立日」や「会社設立の方法」の検討をしておきましょう。以下の記事を参考にしてくださいね。